最終更新日 2024年11月9日 by hiawas
地球の環境保護に関しては、いろいろな取り組みがされています。
この様々な取り組みの中でも、われわれ人間が住む住居に関する取り組みもあります。
二酸化炭素の削減やごみの削減などは、ずいぶん前からいわれており、取り組みもされていました。
そんな地球環境を守るための一つの取り組みが「ゼロエネルギー住宅」の建設だといえます。
Contents
人間の最低限の生活において「エネルギー」の消費は不可欠
我々は生きていくうえで、住居が必ず必要になります。
しかし家があるだけでは生活できません。
生活をするためには、仕事をしたり食事をしたり、排せつをしたりすることが当たり前です。
その為には電気やガス、水道などのインフラを利用します。
その為には光熱費を支払わなくてはなりません。
朝や昼は電気をつけなくても明るいので、生活できるかもしれませんが、夜は明かりをつけなければ生活できず、闇が来たら寝るという不便な生活になってしまいます。
我々は電気やガスなどがもしないとすると、生きていくことはできるかもしれませんが、生活をする上で不便さを感じることになってしまうのです。
このように人間の最低限の生活において「エネルギー」の消費は不可欠であるといえます。
ゼロエネルギー住宅とは
ゼロエネルギーという言葉の意味は、その名の通りこのように人間が毎日消費するエネルギーが、ゼロになるという意味です。
そしてゼロエネルギー住宅は、消費するエネルギーがゼロの住宅という意味で、まさに読んで字のごとくです。
はたしてそんな住宅で生活することが出来るのでしょうか。
ここでゼロエネルギー住宅の基本的な考え方をお伝えします。
つまりゼロエネルギーの住宅では、消費するものと同等くらいのエネルギーを作る「攻め」の姿勢と、消費するエネルギーを減少させる「守り」の姿勢の二つを同時に行い、消費するエネルギーをなしにしようという考え方のようです。
ゼロエネルギー住宅を建てるメリット
ではこのような住宅を建てるメリットは一体何なのでしょうか。
このような住宅を建設する際には、初期費用が一般の住宅よりもやや掛かる傾向にあります。
例えば太陽光発電に関することであったり、省エネのための設備を設置するなどということです。
このような設備により、初期費用が掛かるのがデメリットですが、その後は省エネにより、この家にかかる光熱費は一般的な住宅に比べて、大変低く抑えることが出来るというメリットがあるのです。
場合によっては家がエネルギーを生み出すことにより、光熱費がプラスとして現金を生み出すという可能性も秘めているのです。
このようなゼロエネルギーの住宅が一般的になれば、そこから収入を得られる可能性も出てきます。
そこまでいかなくても、光熱費をきわめてゼロに近づけることが出来るのではないでしょうか。
消費するエネルギーよりも、作り出すほうが大きければ収入になりますし、同等ならば光熱費を浮かすことが出来ます。
このようなゼロエネルギー住宅を国も推進しています。
企業も活動に乗り出している
そして企業も活動に乗り出しています。
地球環境の保護につながるのであれば、これほど素晴らしいことはありませんし、その住宅に住む人もそのために頑張ることもできるでしょう。
ましてや光熱費が浮くのであれば、家計もかなり助かります。
毎月の電気代やガス代などはばかにならないくらい高いこともあります。
それを浮かすことが出来る住宅がゼロエネルギーであるということです。
どのような住宅をゼロエネルギーと呼ぶのか?
ここでゼロエネルギー住宅の詳細を詳述します。
そもそもどのような住宅をゼロエネルギーと呼ぶことが出来るのかという点です。
まずは、国が規定する断熱性能があることが挙げられます。
他にも自然エネルギーを取り込む設備が整っていることや、省エネのためのデータを計測する機会が設置されていること、そしてエネルギーを作り出す設備が設置されていることなどがあります。
この要点を満たした住宅が、ゼロエネルギーの住宅であるわけです。
いろいろな設備を設置しなくてはならないので、初期費用は掛かるかもしれませんが、その後の光熱費が激減もしくは、全くかからないことを考えると、検討する価値はありそうです。
初期費用が掛かるのがデメリットですが、実は前述の通り国もゼロエネルギーの住宅を推進しているので、国の補助金が出るのです。
それを上手に利用すれば、費用を抑えて住宅を建設することも可能です。
まとめ
家を建てることは、一生に一度の大きな買い物であるといわれますが、これからは光熱費を大きく削減できることが可能な、ゼロエネルギー住宅が一般的になっていくことでしょう。
地球環境にも良いし、光熱費も浮かせることが出来れば、何かすがすがしくとてもよい行いをしているように感じます。